6年国語「カレーライス」実践編4
「カレーライス」も今日で4/6時間目である。
空き時間に急いで今日の授業のための資料を作った。
「カレーライス」本文巻物である。
教科書を60%に縮小してA3用紙2枚に収める。

それを切ってつなげたらカレーライス巻物の出来上がり。

自分と友達の赤線、青線を見比べる時、教科書をめくらずに一度で比べられるようにした。印刷したプリントを隙間時間に子どもたちに配って作らせたらあっと言う間に巻物ができた。
今日の学習は音読からである。実はまだ一度も授業中の音読をしていなかった。普段の自分の授業ではありえないことだが、成り行き上、時間が取れなかった。
一斉音読1回、自分のペースで1回。2回の音読で実に25分かかった。
残り20分で、今日の課題に取り組む。
「分かるなあ」という所には赤線ー
「よく分かるなあ」という所には赤二重線=
「分からないなあ」という所には青線ー
「全く理解できない」という所には青二重線=
を引くように言った。これは前時に体験済みなので大丈夫だろう。
巻物プリントにはひろしの気持ちが表れている部分にあらかじめ黒線を引いておいたので、そこに自分で赤線、青線を引くように言った。もちろん、黒線以外の部分で引いても構わない。
最初から最後まで線を引けたら、空いたスペースに線を引いた理由や自分の体験をメモするように言った。これは、会話がスムーズに行くようにするためと、私が子どもたちの考えを捉えられるようにするためである。
また今後の授業の展開についても知らせた。次の時間は友達と見比べて会話をする。その次の時間は感想文を書く。感想文はひろしの「分かる」と「分からない」について書く。自分の考えをしっかり書けるように、友達との会話を通して、自分の思いを確かめてほしいと説明した。
残り15分で線を引き、理由と経験をメモし、できなかった分は宿題に回すことにした。全体的にスラスラと線を引きコメントを書き加えており、大半の子は授業時間内にあらかた終わらせていた。


さて次の時間が授業のクライマックスである。(続く)

学習課題の見える化で学力アップ! 驚異の板書ツール「課題ボード」入門 (授業づくりサポートBOOKS)
- 作者: 能澤英樹
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2015/01/16
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る