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6年国語「私と本」「森へ」教材研究2

「私と本」の1時間を行ってからほぼ1週間が経過した。

この間「森へ」の学習に入るための準備期間とした。

毎日のように宿題で「森へ」の音読をさせている。

また、朝の読書の時間も「森へ」の音読をさせている。

子どもたちは乗り気ではなさそうだが、

『「カレーライス」も「時計の時間と心の時間」も音読をしっかりやったらクラスの平均が98点でした。「森へ」でもみんなによい点を取ってほしいと思うのでがんばってください。』

と励ました。

ようやくお話が頭と身体に沁み渡ってきた頃だろうか。

そろそろ、2時間の「森へ」学習に入らなければならない。

学習内容はPOP作りである。

ここでの学習活動とねらいを学習指導要領の言葉を借りて説明するなら

本を読んで推薦の文章を書くこと。

という言語活動を通して

本や文章を読んで考えたことを発表し合い)自分の考えを広げたり深めたりすること。

をねらいとしている。

()内の(本や文章を読んで考えたことを発表し合い)

については、お互いのPOPを読み合うことで置き換える。

つまり、個々の考え(「森へ」のよさ)を互いに読み合い、「なるほどそういう考えもいいなあ」と自分の考えを広げたり、「いや、やっぱり自分はこう思うな」と自分の考えを確かめたりできればいいと思っている。

まずは一人一人の思いが表れるPOPが大事である。

この学習に入るにあたり、ワークシートを作った。

「POP作り説明書」である。

 

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(Wordファイルで公開したいのだが、ブログでアップする方法を知らないのでできない。)

 5年生の教科書に新たに登場したPOPの例を見てみると

・キャッチコピー

・書名

・著者名

・推薦文(解説)

の4つである。

私の説明書のPOPは「引用文」と「イラスト」が加わっている。

「引用文」はぜひ入れたい。読み合えば、お互いの感じ方の違いが一瞬で分かるからだ。

「イラスト」もぜひ入れたい。国語の学習とは離れるが「遊び」は大切である。楽しくなる。(以前に4年生でPOPをやった時も楽しかった。)

これを2時間で作って読み合うためには少々工夫が必要である。

例えば、宿題で「好きな文を探しながら音読する」とか「お話のよさを考えながら音読する」などの前フリをしておくとか。

また、お互いのPOPを見合う時も、「考えを広め深め」られる手だてがあるといい。

とりあえず、「POP作り説明書」ができたので今日は大きな進歩!

 

6年国語「私と本」「森へ」教材研究 

6年国語「私と本」「森へ」実践編1 

6年国語「私と本」「森へ」教材研究2 

6年国語「私と本」「森へ」実践編2 

6年国語「私と本」「森へ」実践編3 

6年国語「私と本」「森へ」POP立ての作り方

6年国語「私と本」「森へ」実践編4 

 

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