6年社会「自由民権運動」実践編(後)
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子供たちがグループで話し合った意見はおおむね
きゅうすは聴衆から警察官に投げられた。
弁士が言いたいことは、国会を開いて、憲法を定めろということ。
警察官は、弁士の言論を押さえつけようとしている。
というものだった。
今日の課題に対する一応の答えは出た。
さて、この「理解」をより確かなものにするために、私はどうしたか。
『課題ボーダー』である私は、授業の目的を達成するためには手段は選ばない。
そして最後に、学習のまとめを黒板に書く。
弁士の絵から「歴史にドキリ!」までの一連を短くまとめて青で囲む。
今日の課題に対応するだけなら
「きゅうすは、聴衆から警察官に投げられた。」
で済むが、それでは今回の課題を発問型にしたメリットを生かしたとは言えない。
発問型はわざわざ答えを見えなくし、子供たちに分かった時のインパクトを与えることができる。
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きゅうすは、聴衆から警察官に投げられた。
↓ ↓
国民 新政府
怒り
『国民も政治に参加させろ!』
自由民権運動が起こった
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これは単に聴衆から警察官にきゅうすが投げられたという事象ではなく、国民の怒りが新政府に向けられたという大きな流れの一端なのである。
「きゅうす」は国民みんなの「怒り」なのだと説明する。
時間があれば
『国民も政治に参加させろ!』の『 』内を抜き、国民の怒りの言葉を書かせたいところである。そうすればここで確実な評価ができた。
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