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6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」実践編1

さあ1時間目!

 
まず子供たちに8時間の授業の全体を示す。
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ただし③④は授業の形が自分でもはっきりしていないため、あいまいな表記にした。
 
そしてゴールの形「本の紹介カード」も見せる。 
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私が例として書いたものを、印刷して全員に配った。
このカードの中にもこれからの授業の布石を打ったつもりである。
 
8時間の中で「やまなし」の紹介カードと宮沢賢治の物語の中から自分で選んだ本の紹介カードの2つを書くことを伝えた。
 
そして今日の学習課題へと進む。
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「やまなし」を読んだ感想を書こう。
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感想はいつものように
(1)いいなあ、好きだなあと思うところ。
(2)いやだなあと思うところ。
(3)分からないところ。
(4)全体的な感想
である。
 
一斉音読の後、ノートに向かわせる。
 
 
重い。
 
(1)から鉛筆が動かない。
 
私は『思いつかない人は「ありません」と書いてもいいんですよ。』と言っているが、
 
同時に『全部書けた人は自分の「いいなあ」を一つ黒板に書いてください』とも言っているので、
 
真面目に子供らは考える。
 
「いいとこなんてないし」
 
と本音のつぶやきが聞こえる。
 
「ひとつも意味わからんし」
 
机に伏せってしまう子も出た(笑)
 
このクラスでは珍しい光景である。
 
「やまなし」恐るべし!
 
黒板に書いた子は宮沢賢治の本を読むよう言った。自分が紹介する本を見つけるためだ。
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そのうち
 
机に伏せっていた子も
 
「いいとこなんてない」と言っていた子も
 
苦しまぎれの、微妙に友達のを参考にしたような(笑)「いいなあ」を書いた。
 
苦しんでいた子は普段から宿題をきちんとしない子に多かった。
きっと宿題の音読をしっかりやってこなかったのだろうと予想する。
 
ともあれ全員が黒板に意見を書いたことで、今日の学習は全員合格としたい。
 
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さて、この黒板の中にこの後の授業の方向を決めるお宝があった!それは次回に!
 

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