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6年国語「学級討論会をしよう」実践編1

1週間程前に教材研究もしないまま、とりあえず指導書附属のCDを聞いて1時間目の学習を終えているので(苦笑)2時間目になる。

 

2時間目の課題は

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第1回討論会にむけてグループの意見をまとめよう

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である。

ここからの説明はなかなか大変だった。

まず、グループ分け。30人を9グループに分ける。

A3 A2 A1 (A4人)

B3 B2 B1 (B3人)
C3 C2 C1 (C3人)
 
次に議題を提示する。
第1回は
『宿題は、自主学習中心か、先生が決めた内容中心か。(どちらがよいか)』
 
次に役割分担を示す。
A 「自主学習中心」主張グループ
B 「先生が決めた内容」主張グループ
C 討論を聞く(最後に結論を出す)
 
そして、今日の学習活動を示す。
 
A、Bは課題どおりグループの意見をまとめる。
ノートに次のように項立てさせてグループで※の内容を話し合わせた。
〈メモ〉※まず意見を出す。
〈初めの主張〉※討論会の最初に主張する内容を文章でまとめる。
〈予想される相手の主張〉※時間があれば相手の主張を予想して、どんな質問をするか考える。
 
Cは双方の意見を考える。
〈自主学習中心のよさ〉
〈先生が決めた内容中心のよさ〉
 
前述のように、A、B、Cそれぞれ3グループあるので、A同士、B同士で情報交換をしてよいと言った。
子どもたちは時々、席を立って「何書いた?」と横のグループに聞きに行っていた。
私も、アイデアが浮かばないグループに別のグループの意見を教えることもあった。
ここでどんな意見を主張したかは評価しないので、討論が活性化するためにも教えた方が得策である。
 
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1時間でどのグループも意見をまとめた。
Aグループのノート
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 Bグループのノート

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初めの主張の文がグループ内で同じになると思ったら、子どもたちは自分で考えてそれぞれに書いていた。しかし、主張することの筋は同じなのできちんと話し合いは成立していたことが分かる。
 
幸い、と言っていいか。我がクラスは男女の仲もよく、ぎこちなくも全てのグループで話し合いが進んだが、どこか一つのグループでも、話し合いが進まなければこの後の学習が成立しない。
私はグループの話し合いが成立しないようなクラスも担任してきたので、この学習の厳しさがよく分かる。
グループの話し合いが成立しないようなクラスであれば、この単元はパスしてよいと思う。ぎくしゃくしたクラスの傷を深めることはない。