6年国語「カレーライス」教材研究(2)
この単元のねらいは『登場人物の心情をとらえ、感想をまとめよう』である。このゴールにたどり着くための学習活動、学習課題を考えればよい。
まず心情をとらえないことには感想も書きようがない。子どもたちは主人公の「ひろし」の視点に立ち「ひろし」に共感しながら物語を読み進めるだろう。しかし「ひろし」のすべてに共感できるわけではない。「わかる!わかる!」もあれば「そう?」「無理!」もある。それでいい。それこそがその子なりの感想である。 そう考えればゴールに達するための実に簡単で効果的な学習活動が思いつく。
「ひろし」の心情が描写されている部分の「分かる」に赤線、「分からない」に青線を引くのである。「よく分かる」という部分は二重線や太線がいい。 線が引けたら、ぜひ友達の線と見比べさせたい。そこで生まれる会話に大きな学びを期待してしまう。「やっぱりここ赤だよね!分かるよね!」「え?ここ赤なの?どうして分かるの?」「だって私もお母さんに…」などと会話の中で確かめ、見直していく。ここでの会話が充実するほどゴールの「感想をまとめる」が無理なくできるはずである。
大きな授業の構想ができた。 今日の宿題、「『カレーライス』音読3回」 (続く)
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