授業をシンプルに楽しく。 教育をシンプルに楽しく。

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

シンプル授業の作り方《初級編》(2)音読

初級編(2)は「音読の指導」です。ここでは中学年を想定してみましょう。 まずはねらいを考えます。そもそも音読の目標とはなんでしょう。 学習指導要領によれば、中学年は「内容の中心や場面の様子がよく分かるように音読すること」。ちなみに、低学年は…

シンプル授業の作り方《初級編》(1)漢字

ここからは、実際の授業づくりを考えてみましょう。 初級編(1)は「新出漢字の指導」です。ここでは低学年を想定してみましょう。 ねらいは「新出漢字を正しい筆順で書けるようになる。」と設定します。これは学習指導要領にも「点画の長短や方向,接し方…

一貫性をもつ②(シンプル授業づくり)

シンプル授業を目指す中で、陥りやすいのが、「ねらいのぶれ」です。 ねらいがぶれることで、一貫性が保てなくなります。 なぜ、ねらいがぶれてしまうのかと言うと、ねらいが絞りきれないことに原因がある場合が多いです。 例えば、次のようなねらいを設定し…

一貫性をもつ①(シンプル授業⑦)

《授業の基本構成》 ねらいの設定→学習課題→学習活動→評価 ここまでで、授業をシンプルにするための「ねらいの設定」「学習課題」「学習活動」「評価」の留意点を述べました。 ・ねらいを明確にし、するべきこととしなくてもよいことを明らかにする。 ・ねら…

「学習課題」を設定する(シンプル授業⑥)

《授業の基本構成》 ねらいの設定→学習課題→学習活動→評価 ここまでで、 ねらいを明確にし、するべきこととしなくてもよいことを明らかにする。 ねらいを達成するための学習活動を自由な発想で考える。 子どもたちが自信や達成感をもてる評価をする。 という…

「評価」を考える(シンプル授業づくり⑤)

《授業の基本構成》 ねらいの設定→学習課題→学習活動→評価 「学習活動」の次は「評価」になります。 「学習課題」を抜かしていますが、これは授業の要ですので、教材研究の段階では、最後に決めても遅くはありません。 1年生の鉄棒、「足抜き回り」で評価を…

学習活動を設定する(シンプル授業づくり④)

《授業の基本構成》 ねらいの設定→学習課題→学習活動→評価 授業の基本構成から考えれば、「ねらいの設定」の次は「学習課題」となりますが、教材研究の中では、「学習活動」を先に考えた方がスムーズな場合が多いです。 先の1年生の鉄棒で考えてみましょう…

ねらいを明確にするということ(シンプル授業づくり③)

私は、授業をシンプルにしたいと考え、授業の構成要素を削り取れるところまで削り取ってみました。 そこに浮かび上がってきたのはこれだけです。 ねらいの設定→学習課題→学習活動→評価 私たちが普段行っている授業も程度の差こそあれ、概ねこのような形にな…