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6年国語「せんねん まんねん」教材研究

いつもならこのような詩の学習は読んで終わりの私である。
 
読まずに終わる時もある。
 
それを1時間、がっつりやる気になったのは、この後「やまなし」を控えているからである。
 
「やまなし」で『本の紹介カード』に、表現の工夫とその効果について扱う予定なので、「せんねん まんねん」で布石を打っておきたい。
 
恥ずかしながら、表現の工夫とその効果を考える授業を今までしないできた!
 
初めての授業で気合が入り、模造紙に全文写した。1時間で終える予定であるが、終わらなかった場合、板書を消さなければいけないからである。
 
さて、問題は授業をどう進めるかである。
 
『表現の工夫を見つけよう』では何も見つけられないだろう。
 
そこでこちらから視点を与えることにした。
 
繰り返し
擬人化
文字(ひらがな表記)
 
の3つである。具体的には
 
繰り返し
「その」×6、「のむ」×3、「はるなつあきふゆ」×2
また大きく「いつかのっぽの〜そのワニを川がのむ」×2 など
 
擬人化
「土の中でうたっていた」「ヤシのみの中で眠る」「その眠りが夢でいっぱいになると」
 
文字(ひらがな表記)
「せんねん まんねん」「はるなつあきふゆ」「ながいみじかい」など
 
この3つなら容易に見つけられるだろう。
 
問題はこれらの工夫が生み出す効果に気付かせることである。
 
すべての子が自力で気付ければよいのだがそれは難しいと思う。
 
もう一つの問題がある。
 
このような発見型の授業の場合、気付いた子が発表し、そこから発見が広がっていく展開が望ましいが、うちのクラスの子供たちは誰一人として手を上げて発表しない。(そのくせ、全員発表と言って指名したら全員発表する。)
 
この2つの問題の解決策として、今回はグループでの学習を取り入れることとした。
 
授業途中の写真

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